熱いハートを持った診断士に学ぶ、心に刺さる卒塾レポートの作成術

第2回 城北プロコン塾午後の部②報告( 2025年7月19日受講 )
城北プロコン塾では、塾生全員に卒塾レポートの作成を課している。テーマ設定は自由。ただし、対象者(経営者など)の心に刺さるもの(読みたくなるもの)が求められている。
その要求をクリアするために、診断士経験の浅い私たちは、「今までの経験を活かして、『オリジナリティ』を出して何か書けないのか」と自問自答を繰り返し、生みの苦しみを感じていた。
そのような気持ちの中、中郡講師は「卒塾レポート作成」の講義冒頭で、「卒塾レポートは『異議申し立て』である!」と力強くおっしゃった。
「何かおかしいと思っていることはないのか!現行のあり方に不満はないのか!それに対して言いたいことはないのか!」それが提言だと。
「なるほど!そういう見方や切り口もあるのか!」と驚いた。
私は、15年以上にわたり人事・総務業務を経験し、従業員からの不満や更なる改善に関係者と協力しながら働きやすい職場作りに貢献してきた。その取組みを通じて日々感じていることがある。その点を具体的に掘り下げて書いたらオリジナリティが出せると分かり、講師の言葉に腹落ちした。
もう一つの作成のポイントは、「ラブレターを書いたときを思い出すことだ」とおっしゃった。
「好きだという気持ちを伝えたいのか、リアクションや返答が欲しいのか考えたはずだ」と。
「レポートも同様に対象者のことを考えて、何を伝えたいのか、何をして欲しいのか考えて伝わるように書きなさい。対象者を想定し、書く目的を定め、素材を集め、組み立て、書き、見直す。 その作業を繰り返すことだ」とおっしゃった。
講師の熱い気持ちがこもった講義は、塾生の心に火を灯らせた。塾生にとっては将来のメシの種になる大切な宝物だ。私もその一人として「心に刺さる卒塾レポート」が作れるよう頑張りたい。
城北支部 川俣真一郎 makoto_ohayo=hotmail.com
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