城北支部説明会開催報告 2025年10月26日

城北支部 田中 洸子
2025年10月26日(日)、アットビジネスセンターサテライト渋谷宇多川にて、城北支部説明会「中小企業診断士の歩き方〜1年目から始める診断士生活〜」が開催されました。季節が急に秋めいて肌寒くなった10月下旬、小雨のなかでの開催となりましたが、新入会員10名、既存会員28名の合計38名が参加し盛況となりました。プログラムは支部紹介、先輩診断士・研究会の活動紹介、新入会員と既存会員の交流会の3部構成です。城北支部の特色であるキャリアデータベース、プロコン塾、区会の紹介も盛り込まれ、城北支部らしさを存分に感じられるコンテンツが詰め込まれた2時間となりました。
はじめに、弘田智成支部長より城北支部の特徴についてご説明がありました。「行政、外部支援機関、区会と密に連携し、地域に根差した支援活動」や「城北支部独自のキャリアデータベース活用による案件紹介」など組織面・システム面の特徴が紹介されました。また、城北支部のフラットな組織風土や、オープンで自由な雰囲気、顔の見えるコミュニティであることの安心感など、城北支部の文化・風土面についてもお話がありました。次に、青年部より城北支部の会員アンケート結果が共有されました。会員の属性分布や、近年上昇傾向にある満足度のスコアなどについて説明があり、定量面での城北支部の現在を語っていただきました。

続いて、城北プロコン塾について卒塾生の花村幸一会員より紹介がありました。尖った専門性と確かな実力を備えた先生方のもとで学べることや、講義だけでなく実際の顧客折衝の場に同行する機会を得られること、卒塾レポートの執筆の中で書く力を鍛えられることなど、城北プロコン塾ならではの魅力が語られました。その後、事業開発推進部の木村洋一部長より「案件公募の仕組み紹介」や「キャリアデータベース」に基づくアサイン方針などが説明され、登録後の診断士がどのように歩んでいくか、そして城北支部として新人をどのようにサポートするかという具体的な体制・システムのお話がありました。また、渉外部からは「区会の紹介」があり、地域に根差した役割についても理解を深めることができました。
先輩診断士活動紹介では若手のプロコン、企業内診断士がそれぞれ登壇し、これまでの歩みを紹介していただきました。プロコンとして活動する尾伸弥会員からは、独立後の診断士としてのご自身の活動について振り返りながら良かった点と反省点の共有がありました。「仕事は人から入ってくる」という重要な教訓には、会場一同深く頷いていました。企業内診断士としては北村祐紀会員と山本剛也会員からそれぞれの軌跡の紹介があり、「無理なく自分のペースで進めること」、「仲間との交流が財産であること」など、1年目に向けたアドバイスが語られました。また、研究会部より支部活動の醍醐味である研究会について共有があり、12の城北支部認定研究会それぞれの活動概要や特色が紹介されました。
プログラム後半では5つのグループに分かれての交流会が実施されました。賑やかで和気藹々とした雰囲気の中で、新入会員の疑問・不安に既存会員が答えるQ&A形式でセッションが進行され、活発で率直な意見交換が行われました。終了後には名刺交換会も開催され、さらに場所を移しての懇親会も大いに盛り上がりました。新入会員、若手会員、ベテラン会員がお酒の力も借りて闊達に情報交換を行い、城北支部のフラットでオープンな雰囲気を新入会員の方々にも感じていただける場になりました。
