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城南支部 2021年度 第2回 国際ビジネス講座
『ウィズ・アフターコロナ時代のインバウンド』に参加して

2月21日(月)にオンラインで開催された城南支部国際部主催の国際ビジネス講座に参加しました。BGMで坂野部長のギターの調べが流れた後に開会となり、日本政府観光局(JNTO)企画総室次長の熊野伸彦様が登壇され、『ウィズ・アフターコロナ時代のインバウンド』について多くの資料によりお話を聞くことができました。

講演は、最初に「①日本政府観光局(JNTO)の概要と役割」をご説明いただき国際観光の振興を図る目的と、海外現地目線に立ったプロモーション、マーケティングを行っている事を理解しました。

次に「②インバウンドの意義とこれまでの推移」では、2019年訪日外国人旅行消費額は29.2兆円(2020年は11兆円)で、国内での生産波及効果は55.8兆円と、国内総生産の約5%も占めることに驚きました。
「③コロナ禍でのインバウンド誘致のヒント」は特に印象に残っており、(1)観光コンテンツ造成のポイントの好事例(山形「Yamabushido」・三重「海女小屋はちまんかまど」、埼玉「さいたま市大宮盆栽美術館」など)、(2)withコロナ時代に向けた観光地域づくり、(3)受入れ態勢・チェックのポイント、(4)コロナ対策ピクトグラム(ダウンロードフリー)などの具体的な例を示していただき、大変参考になると感じました。

「④世界のコロナウイルスの状況」において、訪日外客数の激減(2021年実績で2019年実績比▲99.2%)という現状と、今後のインバウンド回復の見通しをご説明いただきました。

「⑤アフターコロナ時代の観光」では、インバウンド再開を見据え、サステナブルツーリズム・アドベンチャートラベル・高付加価値旅行の分野にJNTOとして重点的に取り組んでおられ、白川郷・京都美山、などの観光コンテンツの具体例をご説明いただきました。

参加者は100人を超え、質疑応答も活発で、中小企業に活用できる具体的事例も多く、気づきの多い実りあるセミナーでした。

 

城南支部 刈谷 力

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