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第19期城南コンサル塾 第2回講義開催

城南支部 大岡 幹忠

城南支部の城南コンサル塾は、7月15日(土)に品川区立中小企業センターにて、第2回講義が開催されました。午前9時10分からの講義に備え、8時50分には、塾生全員が集合し、時間厳守の意識を持ったよい緊張感の中、講義が開始されました。

最初の講義は、宇野講師による「コンサルタントの基礎知識1」です。コンサルタントが持つべきベーシックスキルについて熱くご講義をいただきました。クライアントのお話をヒアリングしながら頭の中で構造化するスキル、SWOTで話をまとめるなど、宇野講師のご経験をもとに講義いただき、身の引き締まる思いで拝聴いたしました。その後、塾生は5〜6名の小グループに分かれて、実在(匿名)の事例について、課題の特定を論理的に整理する50分間のグループワークを行いました。与えられたケースを基に、塾生同士で問題を洗い出し、問題点を特定していくディスカッション。問題の構造化の難しさを味わうとともに、実務での問題・課題特定のプロセスをリアルに体感できました。

第二講は、遠藤講師による「中小企業の財務分析・決算書の読み方②」です。こちらも実在の事例を題材に、キャッシュフロー計算書の作り方を講義いただきました。PLの先にあるBS、キャッシュフロー計算書を作成するテクニックを教えていただくとともに、その工程をクライアントと行うことによる信頼構築のプロセスなど、実務を意識した講義にイメージが膨らんでいきました。

第三講は、星野講師による「事業調査報告書作成スキル」です。昨年の実務実習で作成された報告書を具体例として参照し、報告書の内容について詳細な説明をいただきました。昨年度の実務実習の報告書のクオリティーの高さに、本年度の塾生皆が圧倒されながら、ひとつひとつ作り方の詳細をご説明いただきました。現状分析において、多面的なファクトを積み重ね、精緻な分析の上に成り立った質の高い提案。現状分析の質の重要性がとてもわかる講義でした。

第四講は、いよいよ初めての模擬講演です。初回のテーマは、「創業・起業に関するもの」で、公的機関(商工会議所等)主催のセミナーで、塾生が講師となる想定です。塾生は、予め作成・提出したセミナー資料を元に、4分間の模擬講演を行います。講演者以外の塾生がその内容を評価、講演後に講師から丁寧な講評とアドバイスがあります。塾生全員が緊張の面持ちで模擬講演をしていきます。プレゼンが慣れている方、スライドや資料が綺麗な方、レベルの高いプレゼンが続き、また、お互いを評価することで、良いセミナーのノウハウが蓄積されていきます。本番のセミナーの仕事の前に、このような実践の場を与えられることに感謝し、伝えることの難しさと、講演内容の構造化の重要さを学びました。最後に小黒講師に最新の中小企業を取り巻く情勢の講義をいただき、18時ジャストに2回目の全講義が終了いたしました。論理的に考え、構造化し、伝える、全てが体感できた濃密な1日でした。城南コンサル塾の講師とスタッフのプロフェッショナルなご準備のもと、大変学びと気づきの多い日でした。ご指導下さいました講師の皆様、スタッフの皆様、大変ありがとうございました。

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