城南コンサル塾20期 実務実習(放送事業)に参加して

城南支部 髙田 浩一郎
城南支部で実施しているプロコンサルタント養成塾「城南コンサル塾」の塾生8名(執筆者含む)が当塾の実践プログラムのひとつである「実務実習」に参加しました。期間は2024年11月14日(木)から2025年1月31日(金)で、納塚大講師(指導員)、牧田和泰講師(副指導員)が我々の指導にあたりました。
本実務実習の実習先は、新橋に本社を構え、テレビ放送番組の企画・制作、番組へのフロアディレクター派遣などを行っている会社でした。実習を通じて城南コンサル塾で学んできたことを実践したいことはもちろんのこと、私にとっては今まで経験したことのない業界にチャレンジしたいという気持ちもありましたので、期待と不安が入り混じったかたちでの実習参加でした。
実習生は8名で、年齢は20代から50代までの幅広い層でした。講師と実習生の全員で、まずインタビュー前にオンラインでミーティングを行い、インタビューに向けての事前準備についての打合せを行いました。メンバーが8名と多いこともあり、各人の作業進捗状況をいかにして共有するかがポイントでした。
対策として導入したのはTeamsの情報共有機能でした。作業用の共有フォルダを作り、ここで作業を行うことで、リアルタイムで作業進捗状況がお互いに確認できるようにしました。また、チャット機能を活用し、適宜に納塚講師から仮説構築の方法や真因を捉えた主要課題の設定方法などのコンサルの進め方をご指導いただくと共に、個人別に納塚講師と牧田講師からコメントを頂きながら、実習生は事業調査報告書の作成を進めていきました。
今回の実務実習でのこだわりは、「実習生全員がコンサルのすべてのプロセスを経験すること」でした。役割分担をしてしまうと、当人はその部分しか担当せず、プロセスの全体を経験できなくなってしまうからです。ですので、最初の外部環境分析は全員で行いました。事業調査報告書を仕上げる必要があるので、内部環境分析・課題の設定・今後の取組みのパートではある程度の役割分担をしましたが、社長への発表の時は、それまでの役割分担にこだわらずに発表者を決めました。おかげで実習生はコンサルのすべてのプロセスを経験することができました。
社長への報告は午後2時からでしたので、午前中にリハーサルを徹底的に行いました。牧田講師に社長になってもらい模擬発表を行い、全員でリアルタイムにTeamsで共有しているファイルに、発表者のタイムマネジメントや話し方、発表内容などをコメント入力しました。そして本番までの間にコメントの振返りを行い本番の発表を迎えました。本番では予定時間通りに発表は進行し、社長との質疑応答も十分な時間を取ることができ、社長からたくさんの質問を頂き、社長からこの資料を是非活用したいというお言葉を頂きました。
今回の実務実習で最も印象的だったことは、課題設定のために真因を把握することの大切さでした。そのため今回の実務実習では現状分析に多くの時間と手数をつぎ込みました。事業調査報告書は200ページを超えましたが、そのうちの約150ページは外部環境・内部環境の分析であったことがそのことを裏付けていると思います。
本実務実習を通じて、社長、納塚講師、牧田講師に大変お世話になりました。実習メンバーともたくさんの議論を交わすことができました。今回の実習の経験を実際のコンサルの場で活かしたいと思っています。