三多摩支部 TAMA活性化支援グループ第94回経営オープンセミナー「もっと学びたい経営革新計画の本質~この理解なくして各種補助金の活用なし~」
三多摩支部TAMA活性化支援グループは、3月15日(火)に第94回経営オープンセミナー「もっと学びたい経営革新計画の本質~この理解なくして各種補助金の活用なし~」をZoomによるオンラインで開催し、13名の参加者がありました。
第一部では細谷会員より「企業経営における経営革新計画づくりの意義と知事承認制度の活用」と題して、経営革新計画は新事業活動に焦点を当てた3~5年の経営計画であり、新事業活動によらない経営計画では経営向上は難しいことが説かれました。また、経営革新計画の承認をうけることが、「ものづくり補助金」の審査で有利となることから、補助金の活用に向けて承認の取得が推奨されました。
第二部では多賀会員より「事例から学ぶ経営革新計画づくりの課題」と題して、講師が2018年に初めて担当した東京都における経営革新計画策定支援の実務経験に基づく教訓が紹介されました。また、ものづくり補助金の過去の採択結果をみると、加点項目数の増大は採択率の向上につながっていること、第10次公募の加点項目8項目のうち3項目は容易に取得できるが、経営革新計画の承認はハードルが高いので、承認を受ければライバルとの比較で大きなアドバンテージとなることから、経営革新計画の承認に積極的に取り組むよう推奨されました。
今回のセミナーでは経営革新計画の承認を得ることの経営上の重要性と承認を得るまでの手続き、ならびにものづくり補助金を具体事例として承認取得の重要性を学ぶことができました。
三多摩支部 阿部 令一