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中小企業施策研究会8月例会  ~東京商工会議所 販路拡大事業~

中央支部 福田 裕司

8月9日(火)の例会では、東京商工会議所ビジネス交流部副部長で中小企業診断士の大山智章氏をお招きし、「~東京商工会議所 販路拡大事業のご案内~」と題してご講演いただきました。
東京商工会議所は、東京23区内の会員に対して、経営支援、政策提言、地域振興の3つを柱として活動しております。大山氏は、政策部門で国や都などに対し企業経営に関する政策提言に長く携わられ、現在はビジネス交流部でビジネスチャンスの場作りなどに取組まれご活躍中です。
今回の講演では販路拡大事業について、事例をあげながらそれぞれの特徴について、診断士目線で掘り下げていただきました。

1.展示会
①「東京ビジネスチャンスEXPO」:【事業趣旨】ウィズ・アフターコロナにおいて、独自の技術や目新しい製品やサービスを持つ企業が一堂に会し、販路拡大に繋げることを目的とした大規模展示会。リアルとオンラインのハイブリッド開催【事業頻度】年間1回(リアル2日間、オンライン2週間)【特徴など】昨年は「新しい商品を見つけたい」とのことで、出展者300社、延来場者7,800名弱に達した。

②「スーパーマーケット・トレードショー」東京商工会議所ブース:【事業趣旨】魅力ある東京らしい商品を発掘しPRを行う食品展示会【事業頻度】年間1回(3日間)【特徴など】国内で最大級の食品展示会。募集企業は20社程度であり、昨年は「周りの出展者のノウハウを学べた」など好評。

2.商談会
①「ビジネスマッチング@SMTS2022」【事業趣旨】首都圏バイヤーと全国食品製造事業者との大規模商談会。「スーパーマーケット・トレードショー」に併設された会場で行われる。【事業頻度】年間1回(3日間)【特徴など】バイヤーによる指名商談方式であり成約率が高い。昨年はバイヤー60社、サプライヤー140社が参加。

②「地域企業と東京の企業の食品・工業商談会」【事業趣旨】全国各地の商工会議所・自治体と連携し、地域の企業と首都圏バイヤーをマッチングする。【事業頻度】年間3回【特徴など】「今後の商品提案ルートができた」「商品改良のアドバイスをもらった」など、評価が高い。

③その他「東商バイヤーズミーティング」【事業趣旨】大手小売店のバイヤーを招き、募ったサプライヤー企業との商談会を年間5回程度実施する(詳細略)。

3.異業種ビジネス交流(本部開催分)
【事業趣旨】会員企業間の情報交換・人的交流を目的として開催される異業種交流会【事業頻度】年間10~12回【特徴など】参加定員は60社(オンラインは30社)程度。プロフィールシートを使って自社を30秒で紹介。

以上の説明終了後に、参加者からも活発な質疑があり、バイヤーがサプライヤーを評価するポイントや島しょ部のサプライヤーや東京以外の地域のバイヤーとのマッチング可能性についてご説明をいただきました。
私たち中小企業診断士はこのようにさまざまなマッチングの機会を提供する東京商工会議所の施策を理解し、販路開拓に悩む中小企業にご活用いただき、経営改善に貢献することが重要であると改めて認識した例会となりました。

 

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