「飲食・サービス業診断事例」に学ぶ！支援する際の留意点　～第3回城北プロコン塾午後の部受講報告（8月20日受講）～

城北支部　枝松 雄太

第10期第3回目午後の部は、石川 知穂講師（東京協会会員）による「飲食・サービス業診断事例」についての講義でした。本講義では、石川講師が実際に支援した事例やワークショップを交えながら、飲食・サービス業の中小企業を支援する際の留意点を分かりやすく解説いただきました。
「五感を刺激するPR」「お金をかけないSNSツールの活用」「飲食店・サービス業で確認しておく経営指標」など、具体的かつ実践的な内容で大変勉強になりました。特に、全体を通じて以下が重要であると感じました。

・明日からすぐに出来る具体的な取り組みを提案する
・並行して、中長期的に取り組むべきことを整理する
・最終目標（KGI）や中間目標（KPI）は数字も含めて具体的に提示する
・とにかく経営者の話に耳を傾け、想いに共感し寄り添った支援を心がける

また、講義終盤の「業務マニュアル・チェックリスト作成時のポイント」では、「見やすく、分かりやすく」「正しい表現を心がける」「詳細に網羅する」「改訂がしやすい」などが挙げられており大変参考になりました。ちょうど卒塾レポートのテーマを「マニュアル化による業務改善」としていたため、上記のポイントに沿って整理することで方向性を定めることができました。なお、私の業務改善案では、動画マニュアルをクラウド上で共有することで作成・改訂の負荷軽減や利用者の理解度を高めることができます。しかも制作過程で人事評価シートの基礎資料ができたり、将来的に自社のイメージアップに使えたりと、実践するメリットは大きいです。実際に、ある農家のご協力のもと試験運用中であり、業務改善に悩む中小企業を広く支援するものにできればと考えています。

城北支部　枝松 雄太　info@branchpine.com