コンサルティング・ビジネス研究会 StepUpマスターコース 第8回受講報告
中央支部
藤川 豊
コンサルティング・ビジネス研究会(CB研)が主催する、〝仕事獲得力〟の養成にフォーカスしたプロコン塾「StepUpマスターコース」の第8回講義が1月15日(日)、としま区民センターで開催されました。会場とオンラインのハイブリッド形式にて、下記3つのテーマで実施されました。
1.【講義】動画マーケティングの活用
岩本塾長より、「動画マーケティングの活用」について、近年のメディア利用動向として、YouTubeなどのネット系の動画に需要がシフトしている状況を踏まえ、診断士としても、動画活用型のマーケティングへ対応することが一層重要になってくる、という話がありました。
塾生へは、CB研としての動画活用方法を企画し、自分だったらどんなことができるかを考えてほしい、という課題が提示されました。各自で検討を行い、3月の講義にて、その案を発表する予定となっています。
2.【講義】補助金から事業承継・M&Aへの展開
田邊講師より、「補助金から事業承継・M&Aへの展開」をテーマにした講義がありました。田邊講師は、一般社団法人日本M&Aファースト推進機構の代表理事として、中小企業の事業承継やM&A支援に積極的に関わっています。「診断士は、決算書だけでは見えない企業の価値を見抜くことができる」と話す田邊講師は、中小企業の強みを磨き上げるサポートを通じ、支援先のビジネスモデルの変革や財務体質の強化を図り、事業承継の選択肢を増やすことに取り組んでいます。
塾生には、補助金から支援を始めた場合に、事業承継やM&Aなどのコンサルティング契約につなげていくための心構えや、クロージングにつなげるための方法論について、具体的な話がありました。補助金からスタートするのは良いが、それで終わってしまわず、コンサル案件を狙っていこうという気持ちで提案していくことが大事であり、積極的に経営者との直接の接点をつくりながら、下請から元請へ脱却する意識で取り組むべき、との話がありました。
そのためには自分の軸が必要になるが、支援に取り組みながらその専門性を高めていってほしい。また、仕事は1人でやるのはなく、チームで取り組む意識で、自分の人脈を作りそれを使ってほしい、といったアドバイスもありました。塾生にとって、自身の次のステップに向けたあり方を考える、貴重な機会になりました。私としても、いろいろな場所に出向き、多くの経営者との接点をつくりながら、実務経験を増やしていくことで、独自のポジションを築きたいと思いました。
3.セミナー直前対策
今年は、塾生が2チームに分かれ、自主セミナーの企画を進めています。これまで、コンテンツのブラッシュアップや集客活動、当日の運営方法の検討などの準備に取り組んできました。今回は、両チームの準備状況の共有と、開催直前の課題確認を行いました。岩本塾長からは、講師の当日の話し方、質問への対応方法、アンケートの取り方などについて、最終のアドバイスがありました。
開催本番である1月21日、22日まで残り1週間となりましたが、最終の準備をきっちり行い、参加者に満足いただけるセミナーにしたいと思います。