城北支部説明会(2023年4月15日)開催報告
城北支部 水無瀬 新
2023年4月15日(土) 、文京区民センターにて開催いたしました城北支部説明会「中小企業診断士の歩き方 〜1年目から始める診断士生活〜」当日の模様を報告いたします。事前の天気予報では警報級の雨という情報も流れ参加率の低下も懸念されましたが、新入会員40名(うち、未入会33名)、既存会員33名、合計73名という、コロナ前と比較しても最大級の参加者数となりました。
この春の支部説明会としては特に「診断士一年目の歩き方」をメインテーマとしました。企業内診断士や独立志望診断士いずれの場合も、キャリアパスが見えるような流れを意識したコンテンツとしたうえで、支部紹介や先輩診断士の活動紹介のほか、会場開催ならではのイベントとして新入会員と既存会員の交流タイムや名刺交換会といったプログラム構成でした。
始めに弘田智成支部長から、「自由闊達で風通しの良い雰囲気」「会員同士が切磋琢磨できる環境」「地域に根差した支援活動」といった城北支部の特徴・取り組みについて説明いただきました。
続いて城北支部の特徴の紹介では、既存会員の満足度調査の情報が公開されました。特に入会前に期待していたことと、実際に入会してからのギャップがほとんどないことなどが紹介されました。
また、研究会の紹介では数ある中から代表的な3つの会の説明が行われました。
先輩診断士の活動紹介では、プロコン塾卒塾生の枝松雄太会員、これまで企業内で活動されまさに独立したての診断士として鵜頭誠会員、企業内診断士として活動されている大久保龍之介会員、区会で活躍する診断士として河内宏之会員とタイプの異なる4人の方々にご登壇いただき、これまでのキャリアや現在の活動内容、1年目の若手診断士が注意すべきこと、具体的な仕事の内容などをご自身の経験を踏まえ語っていただきました。実際に活躍する方々の経験に基づいた意見として「必ずしもすぐ独立するのが良いとは限らない」「診断士としてのキャリアを考えた行動」「選択ができるように情報が得られる状況を作ることが大事」といったコメントがなされ、参加された新入会員の皆さんもじっと聞き入っている様子でした。
そして今回のメインイベント、先輩診断士との交流タイムが行われました。各テーブル新入会員3人、既存会員3人ほどの小グループに分かれて、説明パートの内容の深堀や質問など、よろず何でも相談といった場として催され、30分の時間があっという間に過ぎていきました。
交流タイムの締めは、各テーブルの振り返りを参加者全員に共有しました。「仕事を取るには懇親会への参加が大事」、「区会に入ることのメリットを具体的に教えていただき理解することができた」、「副業禁止の企業内診断士だが、そういった制約の中でも実務ポイントを獲得できる方法を教えていただいた」、「研究会に入ることで自分の専門性が見えてくることがあると教えていただき新たな気づきがあった」、「数年後の独立に向けて一年一年何をやるか計画を立てて活動することが大切」などのコメントがなされ、参加者の皆さんにとって有意義な時間となった様子でした。
終了後に会場で名刺交換会、さらに場所を移して懇親会を開催しました。懇親会は計48名が参加し、新入会員から既存会員への質疑応答が活発に繰り広げられた他、より親睦の深まった場となりました。入会二年目の私にとっても、多くの気づきのあった一日でした。