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実践!スキルアップ講座「メタバースの市場動向」開催報告

城西支部 池田 明広

2021年秋に(米)Facebookが「Meta」へ社名変更を行って以降、急速に関心が高まった「メタバース」。IT企業を中心にさまざまな業界が取り組みを進める状況の分析や、市場動向をふまえた将来展望をテーマに、城西支部研修部主催の実践!スキルアップ講座「メタバースの市場動向」が2023年11月12日(日)にZoomで開催され、約50名の方にご参加いただきました。

今回の講師は矢野経済研究所で移動体通信市場・XR市場・コンシューマエレクトロニクス全般をご担当されている賀川勝氏。変化の激しい市場でさまざまな企業と接してこられた豊富なご経験を基に、中小企業診断士が掴んでおきたい産業の全体像、進化の歴史や言葉の定義に始まり、大手企業の動向や業界発展の方向性まで幅広くお話を頂きました。

これまでのメタバース市場は高い注目度があったものの、ハードウェア・コンテンツ市場ともに爆発的な拡大とまではいかなかったこと、一方で産業分野では多くの市場にさまざまな形で導入が進み、特に教育・研修プログラムにおけるXRの価値は非常に大きいことが、データや具体事例を通じ説明されました。また通信・技術や運用・制度まで多岐にわたる課題があるものの、サービス・アプリケーション・コンテンツ分野など消費者向け産業分野で今後さらなる革新が進むのは確実な状況とのことで、中小企業診断士として引き続き業界を注視していく必要性を感じました。バズワードとも言われ実像が見えにくく、多様な活用方法や発展可能性がある産業の現状や今後について、理解を深めることができた2時間となりました。

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