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第19期城南コンサル塾 第9回講義開催

城南支部 中村 雅彦

1月20日(土)、品川区立中小企業センターにて、城南コンサル塾の第9回の講義が開催されました。
午前の講義は、岩崎彰吾講師による「中小企業診断士が行うIT活用支援の実務」から始まりました。まず、IT化支援における中小企業診断士の役割について学びました。ITツールは手段であって目的ではないこと、また、中小企業診断士は常に事業者に寄り添い、中立であるべきという岩崎講師のメッセージが心に残りました。続いて、事業者からの支援ニーズの高い「業務の効率化」、および「Web活用」について、ワークを交えた実践的な内容の講義が展開されました。明日からすぐに支援に役立つ内容で、塾生は熱心に聞き入っていました。

次に、東京商工会議所の安部泰起講師より「東京商工会議所が行う中小企業支援」というテーマでご講義をいただきました。これまでほとんど触れる機会がなかった東京商工会議所の歴史や業務内容についてお話を伺うことができました。また、診断士が活躍できるフィールドについても紹介がありました。診断士に期待される経験や専門性、求められる専門家像についても率直にお話しいただき、スキルアップへの意欲が高まるとともに、継続的に努力を重ねる必要性を感じました。
午後には、日本政策金融公庫の丹下誠久仁講師より、「金融機関の支援~融資の審査ポイント~」についてご講義をいただきました。日本政策金融公庫が、融資などを通じて、企業の成長、発展に貢献してきたことを教わりました。また創業融資の際に、金融機関の視点から、創業計画書のどのような点をチェックしているのか丁寧にお話しいただき、今後の創業支援に向けて貴重な学びとなりました。
続いて、東京協会の小黒光司顧問からご講話がありました。今回は、1月の箱根駅伝で優勝した青山学院大学の原晋監督についてです。かつて怪我で選手をあきらめた原監督は、その後、営業の仕事や勉強に熱心に打ち込み、青山学院の監督に就任後は、企業経営の手法を取り入れ、5年、10年の計画を立てて、常勝軍団を作り上げました。学び続けることの大切さ、リーダーの役割、事業計画を立てることの重要性など、大変示唆に富んだご講話でした。
午後の最後は模擬講演です。今回より尾上満郎講師、秋山勇志講師が担当され、また塾生の班分けも変わって新たなメンバーでの相互啓発の時間となりました。私の班では、秋山講師から、レッスンプランは代理の人でも講演ができるレベルまで書き込むこと、聞き手を常に意識した内容やデリバリを心がけることなど、厳しくかつ暖かいご指導をいただきました。
今回も大変中身の濃い講義、講話の連続でした。いよいよ城南コンサル塾も残り2回となりました。我々塾生は、これまで学んだことを振り返りつつ、模擬講演のブラッシュアップに取り組んで参ります。

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