コンサルティング・ビジネス研究会　StepUpマスターコース　第2回受講報告

城西支部　池田　隆一

6月16日（日）に、としま区民センターでStepUpマスターコースの第2回講義が開催されました。前回の第1回はオンラインで受講生の自己紹介とオリエンテーションだったため、リアルで開催した今回の第2回が実質初回の講義となりました。セミナー開催に向けて「自分がセミナー講師であれば、何について話せるか」「チームとして行いたいセミナー」の発表、「先輩診断士の体験談」、「診断士が押さえるべき実務知識と留意点」が主な内容でした。

１．今年度の取り組み課題の説明
今年度の取り組み課題の説明として、岩本塾長より「セミナー企画」「動画マーケティング」の説明があり、「下請けではなく元請けになること」の重要性について話がありました。
セミナー開催にあたっての全体のスケジュール感の提示がなされ、集客のためには定めたターゲットにどうやってリーチするかが大事であることを学びました。動画マーケティングでは、動画にすることの有用性（省力化・説明の抜け漏れ防止）について説明がありました。
セミナー開催にあたってはいろいろな準備を計画的に進めていく必要があることと、動画などによるプロモーションを有機的に絡めていくことが効果的であり、抜かりなく準備することが非常に重要であることを学びました。各受講者のモチベーションがかなり高まったように感じます。

２．宿題の発表
各受講生が「自分がセミナー講師であれば、何について話せるか」「チームとして、どんなセミナーをやりたいか」という宿題の発表を行いました。
「何について話せるか」のテーマでは、これまでの業務経験などを通じて各受講者が保有している知識やスキルが垣間見えました。「どんなセミナーがやりたいか」のテーマでは、起業・創業、IT/DX、SDGs、事業承継などのさまざまなテーマが出され､各受講者が感じている社会課題に関する問題意識について知ることが出来ました。

３．先輩診断士の体験談
本マスターコース卒塾生である小林講師と辰巳講師から、マスターコースの学びを活かした体験談をお話しいただきました。
小林講師からは、「マスターコースの体験談（100％活かすコツ）」と題したお話で、診断士合格後に転職を経て、その後に人脈を生かして独立に向け動き出していった経緯を伺いました。
辰巳講師からは、「企業内診断士から独立に向けて」と題したお話で、診断士の仕事の多様性や、中小企業の社長に対して診断士のノウハウを活用できる余地が非常に大きいことを伺いました。
お二方とも、マスターコースで学ばれたことを活かして自信を持って診断士業務に携わっておられることや診断士業務につながる人脈を効果的に構築されたことがよくわかり、受講生にとって身近な目標とさせていただきたい先輩だと感じました。

４．診断士が押さえるべき実務知識と留意点
佐藤講師から、診断士業務を進めていく上での基礎となるマインドセットおよび、経営力向上計画の作成のポイントについてお話を伺いました。
目標をしっかり持つことや、コンサルタントの資質として大事なこと、よくある診断士の問題点、成果を得る人や「成幸者」の思考法、知っておきたい留意点など、多面的に丁寧に解説していただきました。

当日の講義の最後に、セミナー4チームの組み分けが発表されました。今後、同じチームのメンバーと協力しながらセミナー開催を成功させたいという思いを強く持ちました。