社会貢献事業 銭湯サウナ研究会開催報告
城北支部 牛田 竜太
2024年に銭湯・サウナを愛する中小企業診断士の有志5名が集まり、銭湯・サウナ研究会を結成しました。近年のサウナブームで多くのサウナ施設が建設されましたが、昔からの街の社交場である銭湯は、経営者の高齢化やコスト高で厳しい経営環境にあります。我々は、そんな街の銭湯やサウナを元気にしたい、そして銭湯から地域を活性化したい、という思いで集まりました。
研究会の活動理念は、「銭湯・サウナを通じて誰もが楽しく、仲良く、健康になり、施設・業者を元気にし、地域を活性化する」であり、銭湯・サウナの文化と経営改善を通じた会員の成長と中小企業への貢献を目指し、日々活動しています。
1~2か月に1回開催する定例会では、銭湯・サウナの事例研究、外部講師を呼んだセミナー、各種意見交換を行っています。銭湯・サウナ好きなメンバーが集まっているので、研究会の前後に銭湯・サウナで汗を流して親睦を深めています。定例会は、東京近郊の銭湯またはサウナで、原則リアルとなっています。
2024年10月28日にサウナランド浅草を貸し切って、27名(オンライン13名)が参加したサウナ体験セミナーを開催しました。第1部のセミナーでは、講師として日本サウナ学会代表理事の加藤氏をお招きし、サウナブームの歴史、未病対策としてのサウナの効果、リラックス効果やマインドフルネスのメリットについて学びました。ととのうとは、軽い負荷とリラックスの繰り返しにあり、サウナの正しい入り方や水風呂のポイントも詳しく解説いただきました。第2部のサウナ体験実践編では、学んだ知識をもとに無理せずサウナを体験しました。最後の交流会では、参加者の皆様もすぐに打ち解け、サウナ愛好者ならではの意見交換がありました。参加された皆様のアンケートによるセミナー満足度も高く、今後も定期的に外部講師を呼んでサウナ施設を貸し切ったセミナーを開催する予定です。
現在銭湯・サウナ研究会では、東京都中小企業診断士協会城北支部の認定研究会となるべく手続きを進めています。今後の研究会活動としては、定例会が原則2か月に1回、平日の夕方に10名以上の人数が収容できるサウナを貸し切りセミナーと併用して開催する予定です。また、銭湯・サウナ事業者への経営改善支援を行うことを目指しており、これによって会員が実践的な経営指導力を磨くとともに研究会がビジネス創出の主体的組織となれればと考えています。
新規会員についても継続的に募集しておりますので、我々の活動に共感いただける方は、以下の連絡先よりお知らせください。銭湯・サウナ好きの皆様、サウナの知見を深めたい皆様、公衆浴場としての銭湯の未来に貢献したいと考える皆様、のご参加を心よりお待ちしております。
銭湯・サウナ研究会 https://rmc1010.net/contact_us/
担当:牛田