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製造業診断のノウハウ師伝

城北プロコン塾 第7回講義報告(2024年12月21日受講)

12月下旬でも最高気温15℃、年末とは思えない天候のもと、梁川成豪講師による「製造業診断事例」の講義が開催されました。従業員10人以下が約4割、従業員20人以下が約6割、従業員50人以下が約8割5分を占め、日本経済を支える製造業。その支援に関する講義とあり、自然と熱が高まります。
午前の部は、支援ステージの見極めから始まり、公的融資、財務分析、経営改善と、業種を問わず中小企業の支援をするうえで必要な知識を学びました。「赤字体質の企業の支援において、まず最初にやるべきことは、何ですか?」という問いに表されるとおり、財務分析を土台に支援の手順を間違えることなく、企業を経営改善に導くために押さえるべきポイントを続々と学びました。
午後の部は、製造業支援の基礎知識からはじまり、原価管理、在庫管理、納期管理といった中小企業の製造業に特有の手法を学んだ後、実際の企業を題材としたワークを行いました。
「あるべき論を語らず、正論を押し通さず、常識を疑って天邪鬼たれ(視点を変える)。」というメッセージに象徴されるように、教科書には決して無い経験に裏打ちされた数々のノウハウ。組手のごとくハイスピードで次々展開されるノウハウに対して必死に喰らいついていくうちに、講義は次第に夏のような熱を帯び、合計6時間はあっという間に過ぎました。
理系大学勤務を通じて接していた製造業の企業とは一味違った、中小企業の製造業という景色が広がっていました。数字という共通言語を基に支援ステージに合わせた各手順とともに中小企業の製造業に特有の手法を、今後は支援の場で実践し、のたうち回ってまいります。

 

城北支部 柏原 雄太
kashiwabara.chusho=gmail.com
(スパムメール防止のため「@」を「=」に変えております)

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