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三多摩支部TAMA活性化支援グループ 「経営オープンセミナー」
第1部 中小製造業における生産管理コンサルの方法論
第2部 終活アドバイザーについて−経営支援と人生支援をつなぐ新しい役割−

三多摩支部 中野 直哉

三多摩支部「TAMA活性化支援グループ」は、2026年4月21日(火)に第130回経営オープンセミナーを開催し、会員および会員外を含め14名が参加しました。本セミナーはZoomによるオンライン形式で実施されました。
第1部では、酒井会員より「中小製造業における生産管理コンサルの方法論」と題し、中小製造業を対象に、生産管理コンサルティングの実践的な進め方の講義が行われました。貴重な実際の事例を挙げていただきつつ、生産管理でとくに重要な要素は、「品質・納期・コスト」であること、生産管理とは3M(人、設備、資材)を効率的に活用し、付加価値を付け、製品化する活動であること、そして中小企業は生産性向上の取り組みが社会的に求められていることを踏まえ、現状分析から実績収集・見える化・現場改善・システム検討まで、段階的に推進するための方法論が具体的に紹介されました。あわせて、生産管理業務における業務フロー図の作成方法についても、ツールを用いて解説されました。中小製造業では、過去の暗黙知をもとに各工程が個別に判断し、QCDを確保しているケースが多く、そのため、現状の問題点が見えにくいといった特性に対し、中小企業診断士の効果的支援が重要であることを力説されました。
第2部では、長岡技術科学大学非常勤講師(博士(工学))武田篤典氏より「終活アドバイザーについて−経営支援と人生支援をつなぐ新しい役割−」と題し、人生100年時代にあって、医療・介護・葬儀・相続から、口座・保険・不動産やパスワードまで、「いつ・誰に・何を相談すればよいかわからない」終活のモヤモヤを、想いと情報の両面から整理いただきました。終活とは、自分自身の死を見据えた一連の活動を指す言葉であり、人生の終末を迎えるにあたり、延命治療や介護、葬儀、相続などについての希望をまとめ、準備を整えること。それを踏まえ、経営者が一人の人間として、人生の主役であり続けるための「イノベーション」として、残りの人生をアップデートする活動、と喝破された点が特徴的でした。また、終活アドバイザーの役割(伴走者/専門家へのハブ)の紹介、エンディングノート作成の要点、事業承継ともつながる“人生の出口戦略”の解説をいただきました。

質疑応答では、第1部に関して、生産管理における問題点の抽出と認識について、主に経営者自身の問題意識の改善活動となるのか、それとも従業員も巻き込んだプロジェクト的なアクションとなるのかといった質問が行われ、中小企業診断士の役割として、ケースバイケースで最適解を導くといった議論が行われました。第2部では、終活に関するアドバイスという極めて個人的な、繊細で微妙な問題に対し、支援先とどのようにタッチポイントを設ける(=知り合う)のかといった質問が発せられました。これに対し講師は、すべて知人友人からの紹介事案であり、支援先と関係を深めるための無償の活動であること、ただし人生の終わりをいかに有意義に豊かに過ごすかは講師自身にとっても重要な問題であり、双方向的学びの活動としても意義が大きいといった議論が行われました。

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