飲食・サービス業事例から見えた経営の共通原則

第3回城北プロコン塾 午後の部報告(2026年8月15日受講)
第3回城北プロコン塾午後の部では、石川講師による「飲食・サービス業診断事例」の講義が開催されました。講義中には日本料理店やネイルサロンなど具体的な診断事例を題材に3人組で意見交換する機会も設けられ、実践的な学びを得ることができました。
講義を通じて、業種を問わず共通する「経営の基本原則」の重要性を再認識しました。経営理念やコンセプトを起点に事業を考える視点は、すべての業種に共通する基本です。目先の売上向上を目的として施策を積み重ねるのではなく、「誰に、何を、どのように提供するのか」を明確にしたうえで、戦略や打ち手を考えることが、事業の継続的な成長につながるとのお話は非常に納得感がありました。また、実際の支援の際には論点を整理しながら、打ち手の方向性を示す役割が求められることを学びました。
さらに、支援では「まず何から取り組むべきか」を明確に伝えることが重要です。とかく多くの改善提案を伝えたくなりますが、小規模事業者ほど経営資源が限られています。だからこそ、課題の優先順位を整理し、まず着手すべきことをわかりやすく示すことこそが、支援者に求められる姿勢であると認識しました。
私は製造業に携わっていますが、「飲食・サービス業でも5Sができていない会社は経営にも課題を抱えていることが多い」というお話には大変共感しました。また、サービス業における品質の標準化の難しさは、製造業における属人的な業務運営にも通じるものがあると感じました。業種は異なっても経営の本質には多くの共通点があり、経営支援の原理原則について改めて考える貴重な機会となりました。

城北支部 茅沼 渉 kaya.whu=gmail.com
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