令和４年度　城西支部　地域支援ゼミ活動報告

城西支部　尾形　博

10月１日（土）、会場＋オンラインのハイブリッドにて城西支部地域支援部主催の「地域支援ゼミ」が開催されました。久しぶりの晴天に恵まれ、会場18名、オンライン26名、合計44名の方にご参加いただくことができました。この「地域支援ゼミ」は城西支部内の地域支援活動紹介など城西支部会員にとって有益な情報提供と、各診断士会、城西コンサルタントグループとの連携を深めることを目的にしています。

本年度の第１部は、『商店街が拓く超現実未来社会』と題して、高円寺ルック商店街 浅井義彦氏を講師に迎え、城西支部 中川浩一会員を聴き手にインタビュー形式で行いました。講演では、経営しているGalleryの取り組みや科学教育ネットワーク作り、近隣に計画中の次世代型科学教育の新たな拠点との連携についてお話していただきました。商店街は買い物だけでなく、コミュニケーションの場として必要であり、文化の発信地としても大変重要であるとのこと。一方で経済的に脆弱な小規模事業者が多く、行政と中小企業診断士と商店街や個店との連携支援が重要であることを示唆いただきました。高円寺ルック商店街の今後が楽しみとなる講演でした。

第2部では、まず、令和３年度中小企業施策活用事例集「『事業承継・引継ぎ補助金』の成果と提言」の執筆者の島岡達郎会員より、事業承継・引継ぎ補助金の「経営革新」「専門家活用」の概要と活用方法、支援実績等について講演いただきました。次に、令和３年度地域支援ノウハウ集「『オンラインビジネス相談』～行政との関係構築から事業実施まで～」の執筆者の近藤有希子会員より、オンラインビジネス相談の概要と行政への提案のポイント、注意事項について講演いただきました。第２部の最後には、地域支援部阿部部長から中小企業施策活用事例集と地域支援ノウハウ集について紹介していただき、最後に、新井支部長に挨拶をいただき閉会となりました。

今回は、久々のリアル開催も実現でき会場での交流も復活し、充実した時間を過ごすことができました。講師の皆様、参加者の皆様、ありがとうございました！