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変わりゆくホテル旅館業と向き合う ~城北プロコン塾 第4回午後の部 受講報告 2022年9月17日~

第4回城北プロコン塾にて、長谷川猛講師(東京協会会員)による「私のプロコン手法(旅館業支援の専門家として)」の講義を受講しました。

講義は、「ホテル旅館業の基礎知識」や「営業状況等統計調査結果の推移から読み取れる昨今の旅行業界の変化」に始まり、「ホテル旅館業コンサルのポイント」「旅館設備投資の考え方」まで業界特性が深く理解できる充実した内容でした。その中で私が最も印象に残った点は、「ホテル旅館業の経営支援で重要なポイントは、設備投資の知見よりも、社長・幹部社員としっかり向き合うことだ」というお言葉です。社長の人柄・リーダーシップ力で経営力が決まることは他業種同様であり、加えて現場を知る幹部社員が従業員を束ね現場の表側・裏側の問題点を捉えることが重要だとお話されていました。講義終盤には、暗黙知の形式知化・共通意識の形成のために実施されている幹部社員研修の内容を体験しました。

私は、200名超の社員を抱える食品製造業の役員として、働きやすい環境づくり・それに伴う業務効率の改善に取り組んでおります。本講義受講前は、ホテル旅館業は特殊で専門性が高く製造業とは必要なノウハウが大きく異なると考えていました。しかしながら、社長・社員と密にコミュニケーションを取りながら診断をされているという長谷川講師のお話を通し、いずれの業種も「ヒト」という経営資源が最も重要かつ根底にあると気づきました。本講義で学んだ「ヒト」との丁寧な向き合い方や、現場社員が保有する暗黙知を形式知に変換するための取組みを早速社内で実践し、全社員が共通意識をもって前に進める組織づくりを目指したいと感じました。

城北支部 森田佳奈 kanaokubo812=gmail.com

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