東京プロコン塾(第18期)合宿参加レポート
プロコンとしてのマインドセットを得た2日間
城西支部 入江 伸明
9月28日(土)~29日(日)、東京協会主催の「東京プロコン塾」恒例の合宿が、「リフレフォーラム」(東京都江東区)で開催されました。今夏は猛烈な酷暑続きでしたが、ようやく初秋の涼しさが感じられる陽気の中、塾生28名が参加しました。
内容は、「コンテンツ発表」と「第一線でご活躍のプロコンサルタントによる講義」です。インプットとともに実践のための練られたアウトプットワークの構成で、即戦力としての技術を伝授頂ける貴重な学びの場となりました。また、食事や交流会の場では、先輩診断士と親睦を深めるとともに同期の仲間との絆が強まり、大変充実した二日間となりました。
■「持ち時間4分」のコンテンツ発表
東京プロコン塾では、中小企業の経営者向けセミナーの訓練として、2時間分のセミナー資料を作成し、それを4分間でスピーチするコンテンツ発表を毎月行っています。前回までに発表が一巡し、今回の合宿からは質疑応答の訓練も追加、明らかに塾生全員の発表がレベルアップし、それぞれの強みと個性が現れてきました。それも、発表後に、事務局スタッフや他の塾生からの厳しい評価を「愛のメッセージ」のカードとして受け取ることができ、自身の発表を見返せる効果と思います。とにかくカードを読むのは本当に恐怖なのですが、こうやって自らを知っていくことが成長の第一歩なんだなと感じました。
■実践での活用に拘った充実の講義
合宿の2日間の講義内容は、3つのテーマ「事業再生・経営改善計画支援」、「IT活用支援の実務」、「補助金申請支援」を企画頂きました。講師は、豊富な経験・知識を有するプロコンサルタントの先輩診断士で、実践的でポイントを絞ったユーモアと自信あふれる講義内容に、塾生は自身の将来像を重ねながら、真剣に受講しました。一つひとつの言葉が講師の実体験に基づく貴重なノウハウであり、それを惜しげもなくお伝えいただける姿勢にこの場にいられる幸せを感じるとともに、ワークを通じ、塾生は皆、リアルな現場を実体験。不安もありますが貢献したい!という心引き締まる想いを頂きました。
そして、人からの理解を得るための3要素(ロゴス(論理)、エトス(信頼)、パトス(情熱))をご教示頂き、私は、他で負けてもパトスだけは誰にも負けない診断士になりたいと真剣に思いました。
■合宿を終えて
今回の合宿では、プロのコンサルタントとして持つべき重要なマインドをたくさん教わりました。「チャンスの神様は前髪しかない」「いい事は砂に刻まれ、悪いことは岩に刻まれる」は講義で、「合宿は主催者のつもりで参加しよう」「やったことがないことはどんなことでも1度は経験を」は交流会で、先輩診断士から頂いたお言葉です。自身の成長において、全ては心の持ちよう。積極的にも消極的にもなれる自身を、どのように動機づけるか?そこに、このようなお言葉は力強く、今後の人生に作用するだろうなと思いました。講師の先生や田中塾長・江崎副塾長をはじめとした事務局の皆様には心より感謝するとともに、成果でお返ししたい想いでいっぱいです。最高の同期とともに、混迷を極める時代、中小企業の経営者に最大限の貢献ができる診断士として切磋琢磨していきたい!という想いを新たにしました。