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中小企業診断士による社会貢献事業(災害復興・災害支援)について 「ぼうさいこくたい2023」、13士業が連携して展示ブースを出展

城東支部
渡辺 英史

国内最大級の防災イベント「ぼうさいこくたい2023:https://bosai-kokutai.jp/2023/」が9月17、18日に横浜国立大学で開催され、中小企業診断士を含む13の士業が連携してブース出展し、なんでも相談会や、防災への備えについての紹介を行いました。

「ぼうさいこくたい」は、「自助・共助」、「多様な主体の連携」及び「地域における防災力の向上」を促進するため、国民の防災意識の向上、災害に関する知識や経験等の共有、防災に取り組む方々の連携構築を図ることを開催趣旨としています(以上、「ぼうさいこくたい2023ホームページより」)。

今回で8回目となる同イベントですが、関東大震災の発生から100年の節目にあたる今年は、関東大震災の震源地・神奈川県での開催となりました。

また、2日間の日程では、「次の100年への備え~過去に学び、次世代へつなぐ」をテーマに、防災に関する活動を実践するさまざまな団体・機関が一同に会し、講義型セッションや来場者が楽しく学べる体験型ワークショップ、ブースでのプレゼンテーション、屋外展示等が行われました。


【士業ブースの様子】

 

我々が運営に携わった士業ブースは、「災害7次元ポケット」の名称で、神奈川県大規模災害対策士業連絡協議会と災害復興まちづくり支援機構(東京都)の共催で出展されました。どちらも専門士業の団体を正会員とし,災害時の士業間協力等を目的として2004年に設立された団体です。弁護士、社会保険労務士、土地家屋調査士など計13の士業団体から常時7士業以上の担当が常駐する体制を組み、一般来場者やNPO団体、行政職員等と交流しながら、災害のフェーズごとに行うべきことの説明や相談を受け付けました。その中で、中小企業診断士は東京協会の社会貢献事業推進委員会と、神奈川県中小企業診断協会から、それぞれ複数名のメンバーが対応にあたりました。


【13士業の紹介パンフ】

 

またブースでは、「13士業スタンプラリー」「子ども向け防災クイズ」「心臓マッサージ体験コーナー」を展開し、さらに技術士による手作りの地震体験模型「ゆれゆれくん」の実演が子連れ来場者の人気を集めていました。

なお、主催者である内閣府の発表によると、「2日間の来場者数は過去最多の約1万6千人を記録し、家族連れらが展示や実演、発表を通じて災害対策の知見を身に付け、100年を迎えた関東大震災の教訓を共有した。」とのことでした。

 

第9回目となる来年の「ぼうさいこくたい2024」は、10月19日(土)・20日(日)の日程で、地震、豪雨と災害の続いた熊本県で行われます。直下型地震や風水害の続く昨今、士業の枠組みを超えたワンストップ支援の協力体制の強化を続けていきます。

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