「税務」を切口とした診断士としての助言

第4回城北プロコン塾 午前の部受講報告(2025年9月20日受講)
6月の初回から猛暑日続きで始まった城北プロコン塾13期ですが、この日は初めて気温が30度を下回り、過ごしやすい土曜の朝を迎えました。
この日午前の講義は、高木容子講師による「税法を踏まえた財務助言の仕方」。
高木講師は、偶然、2007年に私澤浦が合格後初めて実務補習を受けた先の顧問税理士でした。講師には実務補習の場でもご同席いただき、補習先の社長からとても信頼されていたのを拝見していた思い出があります。
講師から冒頭、「赤羽駅ホームからうちの事務所の名前が見えます」と自己紹介いただき、うなずいている塾生が何人もいました。
今回の講義は「税務申告」から始まり、「経営に必要な税務知識」「資金繰表」「事業承継に必要な相続税の知識」といった基本から、最近のトピックスである「消費税インボイス制度」「電子帳簿保存法」まで、限られた時間で大変凝縮された内容でした。
講義では、診断士試験の「財務・会計」の範囲を超える税務の勘所や、創業時の資金計画などが事例を交えて解説されました。講師の豊富な経験に裏打ちされた知識に触れ、税理士をはじめとする複数の資格を活かして中小企業に寄り添う支援スキルの一端を垣間見ることができました。また最後に講師の趣味の能のお話も出て、懐の深さを感じました。
今後、独立開業をする我々塾生も多い中で、支援先に限らず我々本人にとっても今回の講義内容は極めて有益でした。私自身は、金融業界に長くおり、お客様に寄り添ったスタイルでの取組を心がけてきましたが、今後の診断士活動では今回のご講義の内容も活かして支援に取り組んでいきたいと思います。

城北支部 澤浦 義典 yoshinori.sawaura₌gmail.com
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