第2回「JOSAI26の会」開催報告

山本会長との対話から学ぶ、新入会員が今向き合うべき大切な姿勢とは
城西支部 松澤 望
8月6日(木)、城西支部2026年入会の同期会「JOSAI26の会」が開催されました。第2回となる本イベントは、同期との絆を深めるのはもちろんのこと、中小企業診断士としての基本姿勢の確立と今後のキャリアを描くことをテーマに企画されたものです。
今回は、東京都中小企業診断士協会の山本祐一郎会長にご登壇いただきました。会長をお迎えした催しであったため、私たち新入会員は講話中心の構成を予想しておりましたが、事務局の粋な計らいもあり、講話と質疑応答を半々とする対話重視のプログラムとなりました。山本会長の懐の深さと、城西支部ならではの飾らない空気感も相まって、「頼れる先輩」と語り合っているかのような温かく熱のこもったやりとりが繰り広げられ、終始大きな盛り上がりを見せました。
前半の講話では、山本会長ご自身の歩みや実体験をもとに、診断士として着実に成長していくための心構えが語られました。特に印象的だったのは、診断士登録から一貫されていた「巡ってきた機会を逃さず挑戦する姿勢」の大切さです。声がかかったら断らずに一歩を踏み出す勇気や、チャンスにいつでも応えられるよう日頃から準備を怠らない意識など、講話の中で紹介された「計画的偶発性理論」をまさに体現された内容には深い納得感がありました。
あわせて、東京協会の運営方針や取り組みについてのご説明もあり、会員がより活躍できる機会の創出などが推進されていることを知り、非常に心強く感じました。
後半の質疑応答では、会場に足を運んだからこそ聞くことのできた、建前ではない本音に迫った回答やアドバイスが、山本会長より惜しみなく贈られました。そうしたリアルなやりとりを通じて、多くの新入会員が「診断士はこうあるべき」という思い込みにとらわれていたことに気づかされました。
私自身も「人脈作りの場に出ても仕事につながらない」という悩みを率直に質問させていただき、独自の強みを築くことやキーマンとの関係構築の大切さを学びました。また、能力開発に長年携わってこられた山本会長のご経験に裏打ちされた、実務のスタートラインに立つための泥臭く現実的な準備のあり方など、具体的かつ実践的な指針をいただきました。
今回のイベント全体を通じて、独占業務を持たず企業内診断士も多いこの世界において、新入会員がどのようにキャリアを形成し、活躍の場を広げていくべきかについての示唆を得ることができました。
大企業での組織経験を持つ会員が多いという背景もあり、無意識のうちにリスク回避の姿勢や報酬面での損得勘定が働き、「誰も動かない(動けない)」状況が生まれやすい側面があると感じます。だからこそ、まずは「こうあるべき」という固定観念や目先の利益にとらわれず、日頃の準備をもとに巡ってきた機会へ真っ先に飛び込む「一歩の早さ」と「主体的な行動」こそが、周りに埋もれることなく、自分ならではの価値や信頼を切り拓く大きな鍵になるのではないでしょうか。
挑戦者を温かく受け入れ、後押ししてくれる東京協会や城西支部という恵まれた環境を存分に活かし、型にはまらず自ら実践の場へと一歩を踏み出すこと。そしてその根底には常に「利他の精神」があることを忘れず、社会や誰かのために行動し続けることこそが、診断士として新たに登録・活動をスタートする私たちが今向き合うべき大切な姿勢であると強く実感いたしました。
