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第21期城南コンサル塾合宿(第3回・第4回講義)開催

城南支部 角村 剛史

2025年8月16日~17日の2日間、L stay&grow南砂町にて第21期城南コンサル塾の合宿が開催されました。夏空に恵まれ、充実したプログラムに期待を抱き、「一人前のコンサルタントを目指そう」と意気込みを持って臨みました。

1日目:事業計画策定と経営革新計画策定を学ぶ
午前は星野副支部長より「事業計画策定の全体像」と「事業計画策定支援の実務」を学びました。事業計画書は経営者の思いや資金計画を可視化する重要なツールであり、作成の主体はあくまでも企業や経営者自身であること、診断士は支援者として寄り添う立場であることを改めて認識しました。

午後は岩崎塾長による「経営革新計画策定支援の実務」。グループ演習を通じて仮説立案からインタビュー、検証までを体験しました。社長の思いを引き出す難しさや、信頼関係の大切さを実感。他のグループの発表を聞くことで、同じ会社を対象としたにもかかわらず、インタビューの仕方や仮説の立て方によって全く異なる提案になることを知り、大変参考になりました。
また、社長役のスタッフから「社長は大きな事業の方向性を持っており、その思いを汲み取らなければ、提案は肚落ちせず実行されない」との指摘をいただき、今後の実務に活かすべき大きな学びとなりました。

初日のカリキュラムを終えた後は懇親会が行われました。21期コンサル塾も3回目を迎え、塾生やスタッフとの親睦が一層深まったと感じられるひとときとなりました。

2日目:創業支援の基礎から模擬講演まで
午前は志水地域支援部長による「創業支援の基礎スキル」。創業計画書のブラッシュアップ演習では、日本政策金融公庫のフォーマットを用いて実際にワークを行い、ヒアリングのポイントをより深く理解できました。特に「粗削りであっても創業者の言葉を残すことで、AIでは表現できない創業者自身の思いが伝わる」とのお話から、中小企業診断士の役割を改めて意識しました。
続いて(株)ほおばるの喜多社長による講話では、創業から5期目までの歩みを伺い、診断士の支援が企業成長に果たす役割を実感しました。創業者の挑戦や苦労を直接の声で聞けたことは、大きな学びとなりました。

午後は白井会員・曽根会員による「事業調査報告書作成スキル」。外部環境分析の重要性や5フォース分析を実践し、さらに「一目で分かるチャート」作成のポイントを学びました。非常に実践的で、今後すぐに活かせる内容でした。
最後は2回目となる「模擬講演」。テーマは前回に続き「創業」のブラッシュアップであり、2回目ということもあり、各塾生の発表の完成度が一段と高まっていることを感じました。岩崎塾長からの講評をいただき、合宿の全講義を締めくくりました。

今回の合宿は、初日の事業計画から模擬講演まで、多岐にわたる実務スキルを凝縮した濃密な2日間となりました。知識の習得にとどまらず、講師やスタッフの方々、塾生との交流を通じて相互に刺激し合うことで、診断士としての姿勢を見直す機会にもなりました。
この学びを糧に、今後の実務実習や診断士活動に活かし、真に「求められるコンサルタント」を目指して取り組んでまいります。

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