企業の血液検査とレントゲン写真を用いて実践的経営分析を学ぶ

第3回城北プロコン塾 午前の部(2026年8月15日受講)
第3回城北プロコン塾午前の部は、佐藤 正浩講師をお迎えし、「実践的経営分析」をテーマに開催されました。事前課題として、宮川雅行氏の名著『経営者のための複式簿記』を読み込み、業種の異なる4社、同業種の2社の決算書を「百分比財務諸表」で比較する手法を学びました。実数ではなく比率で捉えることで、業種ごとの特徴だけでなく、同業種でも企業ごとに戦略の違いが決算書に表れることを実感しました。
講義では、財務諸表分析を「企業の血液検査」に例え、流動比率や固定長期適合率をはじめとする10の財務指標を体系的に学びました。さらに、B/S・P/Lを面積図で可視化する「企業のレントゲン写真」の手法や、資産価値を実態に合わせて補正する「実態貸借対照表」など、金融機関との対話や事業再生の現場を知る佐藤講師ならではの解説をいただきました。「純資産が差額概念であること」を説明するケーススタディとして、企業事例が紹介され、数字の先にある経営の実態を捉える視点を学びました。後半の「企業の心電図」では、キャッシュフロー計算書の8パターンや、月次・日繰りの資金繰り表について学び、資金繰りの重要性を改めて実感しました。
私は小売業の店舗運営からECまで、数値分析や業務改善に携わる一方、中小企業診断士として小売業や飲食店の企業支援にも取り組んでいます。今回学んだ「血液検査」「レントゲン写真」の視点は、現場感覚と数字を橋渡しする自身の強みとして、今後の支援活動に活かしていきたいと考えています。
こうした学びに加え、塾生仲間と共に過ごした時間も大きな刺激となり、今後の講義への期待がさらに膨らみました。

城北支部 岩田源太郎 shin.i.dangen=gmail.com
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