城東支部社会貢献事業「レジリエンス経営」チーム
第3回定例会開催報告
6月10日(金)20時から、城東支部社会貢献事業の「レジリエンス経営」チームの第3回定例会が、Zoomによるオンライン形式で開催されました。
「レジリエンス」とは回復力や弾力を表す言葉ですが、経営におけるレジリエンスとは「危機対応しつつ、それをきっかけとして、組織がより創造的に、あるいは強固になり、最終的には成長につなげる力」を意味します。
前半は、前回の宿題「基本図書である『コトラーの「予測不能時代」のマネジメント』(東洋経済新報社)を中小企業向けに紹介するにはどうすればよいか」についての発表でした。メンバーは、大企業向けに書かれたと思われる本書のエッセンスを中小事業者向けに意訳することの難しさを感じつつ、「反応性、強靭性、弾力性」「素早いシナリオ構築と選択」など本書のキーワードを駆使し、工夫しながら発表していました。
後半は、中小事業者に「レジリエンス経営」を自分ごととして捉えてもらうための方法について議論しました。地域企業再起支援事業(自治体連携型補助金)と絡める、BCPと絡めたセミナーを行う、経営改善計画に盛り込んでみる…。話しながら、メンバーそれぞれが多様なイメージを持っていることが共有できました。
そして次回までに、「中小企業に現在差し迫っているリスク、例えば計画停電や円安の長期化などについて、進行すればどのようなことが起きると想定できるか、その対策が何か」を考えて持ち寄ることとして閉会しました。
城東支部 渡辺 英史