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コンサルティング・ビジネス研究会 StepUpマスターコース 第3回受講報告

城南支部 上杉 慎哉

コンサルティング・ビジネス研究会(CB研)のStep Upマスターコースは、仕事を獲得する力を養うことにフォーカスしたプロコン塾です。4月に開講し、第3回が7月17日(日)に開催されました。今回は3つのテーマでの講義となりました。
1. 営業ツールとしての補助金活用
主な内容は以下の3点でした。
① 現在の補助金は診断士にとってバブルと言われる状態であり、このような状況はまもなく終了すると思われる。
② 今後はポスト補助金を考え、補助金を起点にして次の商材、次の仕事につなげていく必要がある。例えば補助金の採択後に経営力向上計画や先端設備等導入計画を提案したり、毎年の報告書提出の際に別の商品を提案したりするなど、補助金をフロント商品として考え、次の商品を提案していく必要がある。
③ 補助金申請の実情として、事業計画書申請から採択までのコンサル会社が多く、交付申請以降が順調に進まない事業者がいる。
補助事業期間が決まっている中で交付申請が順調に進まないと補助事業がうまくいかなかったり、交付申請の手続きが嫌になって取り下げてしまったりする事業者もいるとのことでした。補助金を営業ツールとして活用していくには採択までだけではなく、交付申請などにもしっかり関与し、事業者との良好な関係性を築いていく必要性を感じました。

2.自主企画セミナーの検討準備
はじめに、岩本塾長(東京協会会員)より自主企画セミナーの説明を受け、その後受講生がそれぞれ自分の得意分野やそれを基に話すことができるテーマ、実際にやってみたいセミナーのテーマを発表しました。受講生からは補助金に関係したものから、働き方改革、WLB、DX、情報漏洩対策、脱炭素社会に向けた対応など様々なアイデアが発表されました。どの分野も現在注目されている内容であり、非常に興味深い内容となっていました。今後は2つのグループに分かれて内容を考え、12月から1月頃のセミナー開催を目指すことになります。セミナーを企画するうえでは、ターゲットを決めることが大切であり、たとえばターゲットを大企業向けにしてしまうと、担当者にアプローチすることが難しいといったことがあるようです。

3.先輩の独立診断士の成功秘話
先輩独立診断士の成功秘話として、畑中講師(東京協会会員)より講義を頂きました。畑中講師は2000年に独立され、現在は城西支部に所属し、主に美容室業界とファッション業界を中心に活躍しています。畑中講師からは、独立してから美容室とファッション業界に特化するに至るまでの活動や、現在の活動を通じての独立診断士としての成功の秘訣を伺いました。営業活動については、独立したての頃に行った、川口駅から大宮駅まで各駅を下りての飛び込み営業や、DMを送りその後テレアポを行ったという経験を伺いました。飛び込み営業は収穫がなかったとのことですが、このように行動する姿勢が最終的に顧客の獲得につながるのだと感じました。また、自らのマーケティングとして一貫性があったほうが良いといったことや、仮説を立ててそのなかで自分はどこのポジションを取りに行くかを考える必要性について伺いました。まずは専門的な業種やテーマを持つことが必要で、さらにそこに注力していくことが成功するには必要だと感じました。

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