墨田区SDGsセミナー第2回実施報告（城東支部社会貢献事業）　気候変動経営の実践　～いま、一歩を進めるとき～

城東支部　ペンネーム：G

2023年8月1日（火）、墨田区役所にて、墨田区産業振興課主催「墨田区SDGsセミナー」の第２回を開催しました。当セミナーは「墨田区SDGs宣言」を行った事業者・団体を対象として全5回の開催を予定しており、城東支部社会貢献事業では、当セミナーに対し各回の企画立案や当日の講師、参加者募集チラシの作成などの協力を行っています。

今回は「気候変動経営の実践　～いま、一歩を進めるとき～」と題し、カーボンニュートラルをとりまく状況や気候変動経営の必要性、実践へのヒントなどにつき、気候変動経営チームメンバーからの講演と参加者を交えたグループワークを実施しました。

前半は、宮田昌尚会員を講師として、「気候変動経営の必要性と実践へのヒント」と題する講演を行いました。講演では、カーボンニュートラルへの取り組みが世界においてどのような状況にあり、その状況が中小企業にどのような影響を与えるのか、といった観点で、脱炭素化の必要性とその実践に向けた取り組みの事例などが解説されました。続いて、チームメンバーの海上多門診断士（三多摩支部会員）より、「環境経営レポート」の具体例などを交えた事例が紹介されました。

後半は、参加者を３グループに分け、気候変動経営チームメンバーを中心としたファシリテーターと共に、「すみだゼロカーボンシティ２０５０」の実現に向けて、と題するグループワークを行いました。グループワークにおいては、各参加者の所属組織が実践している気候変動への対応について情報交換を行い、業界特有のカーボンニュートラルへの取り組みや、経営層が推進する取り組みを職員層にどのように浸透させるかなどの観点で、活発な意見交換がされました。最後に各グループにて提供された情報について全体発表を行うことにより、参加者全体での情報共有も実施しました。現状、参加企業におけるカーボンニュートラルへの取り組みは様々な段階にありますが、取り組みがより進んでいる企業の活動実態が紹介されることにより、墨田区の企業全体における取り組みがさらに深まることが期待されます。

次回は10月3日（火）に「危機を乗り越える強くしなやかな『人と経営』とは」と題し、レジリエンス経営に関する内容で開催が予定されています。社会貢献事業メンバーは、これらの取り組みを通し、墨田区の企業者様に、SDGsの考え方を経営に取り込むことの重要性がより深く浸透していくよう、活動を進めてまいります。