コンサルティング・ビジネス研究会　StepUpマスターコース　第４回受講報告

城南支部
道家 美奈子

8月27日（日）に、ふれあい貸し会議室 新宿で第4回講義が開催されました。

今回の講義では、「ものづくり補助金の事業計画書の書き方」「動画マーケティングの具体的手法」「業界に特化した診断士の業務手法」について学びました。また、自主企画セミナーの実施検討においては、今後対応すべき事項を洗い出すことで、12月~１月頃の開催に向けて一歩前進しました。

今回は３つのテーマでの講義となりました。

１、ものづくり補助金の事業計画書の書き方講座（２回目）

佐藤代表、景山講師から『事業計画書の書き方講座』の２回目の講義が行われました。前回は『ものづくり補助金』の基本要件および審査項目と実践的な事業計画書の作成方法や採択されるためのコツ・ノウハウなどを学びましたが、今回は将来の展望、事業化スケジュール、会社全体の事業計画の書き方を学ぶことができました。特に、市場動向を説明する際の図表の活用や、スケジュール管理、事業計画書における基準年度の設定、予想収益の算出方法は、大変参考になりました。講義の最後に、前回提出した「ものづくり補助金申請書　その１」の宿題の講評をいただきました。課題を明確に書くことの重要性を教えていただきましたが、後で自分の提出物の読み返してみると、課題と解決策の因果関係が不明瞭な点など反省点が多く見つかりました。実際に書いてみることや、それを経験豊富な先輩診断士に採点していただくことによって、より深く学ぶことができたと思います。

２、動画マーケティングの具体的手法

幅上講師から『動画マーケティングの具体的手法』というテーマで、今後診断士の営業活動でも有効な手段となる動画マーケティングの具体的な知識、ノウハウを教えていただきました。実践的な内容で、基本的な機材や編集アプリ、撮影・編集のポイントについて学ぶことができました。機材は、スマホとLEDリングライト、三脚、ピンマイクがあれば撮影可能で、スマホ以外の追加費用は２~3,000円以内で実現できるということで、コスト面でのハードルの低さに驚きました。また、顧客に人間性を見せるプレゼンテーションツールとして動画を活用する重要性についても教えていただきましたが、今後の自らの診断士としての営業活動のみならず、支援先への販促支援でも役立つと感じました。

３、業界特化で成功した先輩秘話

畑中講師からは『業界特化で成功した先輩秘話』というテーマで、美容業界に特化して成功された経験に基づく診断士としての心構えやノウハウについて、エピソードを交えた人間味あふれるお話をいただきました。特に、独立診断士として仕事を獲得するための営業手法はとても参考になりました。また、グループディスカッションでは、10年後を見据えて活動していく必要性や、商道徳を大切にして診断士活動を行うことの重要性について、塾生同士で講義内容の理解を深めることができました。個人的には、講義の中で紹介されたマインドマップを早速作成して、方向性やアイデアの可視化を実践したいと思いました。

どの講義もアウトプットを重視するCB研ならではの充実した内容で、今回も多くのことを学ぶことができました。StepUpマスターコースでは、診断士としての実務的な内容のみならず、独立診断士として活躍されている先輩方の経験も学べるため、今後も学んだことを実践できるように努力していきたいと思いました。