三多摩支部 TAMA活性化支援グループ 第104回経営オープンセミナー 〜起業の実態と支援制度〜
三多摩支部 大島良介
10月17日にオンラインで開催された第104回経営オープンセミナーは、宮川弘和氏を講師に迎え、起業の実態と公的支援制度に焦点を当てた内容で実施されました。
セミナーの初めには、起業の実態について詳しく解説されました。具体的には、個人企業(個人事業者)が全体の7割を占めること、事業所数のピークが12万であること、および起業後の課題として資金調達や顧客・販路開拓、財務や税務に関する問題が挙げられました。
続いて、公的支援制度についての説明が行われました。このセクションでは、起業・創業の支援期間や補助金・助成金、融資制度などの具体的な支援内容が紹介されました。また、中小企業庁やよろず援拠点などの支援機関・相談窓口も紹介され、これらの機関がどのようにして起業家や創業者をサポートしているのかについても触れられました。
セミナーの終盤には、参加者からの質疑応答セッションが行われました。特に注目すべき点として、創業者、特に未経験者が経営に行き詰った際のアドバイスに関する質問があり、その回答として、過去の経験や問題の要因を明確にし、それを基に理論的なアドバイスを提供することの重要性が強調されました。
セミナーを通じて、参加者は起業の現状や課題、公的支援制度、そして実際の経営におけるアドバイスについて深く学ぶことができました。