第22期城南コンサル塾 開塾式、第1回講義開催

城南支部 飯島 利幸
2026年6月20日(土)、第22期城南コンサル塾の開塾式と第1回講義が開催されました。今期は20名の新塾生と22名の卒塾生スタッフでスタートし、独立・企業内診断士、多様な業界・職種、30代から60代まで幅広いメンバーが集いました。
開塾式では、宇野専務理事の「AIに代替されない意思決定支援や伴走支援を担い、人間力を高めてほしい」という言葉が心に響きました。単なる知識提供ではなく「人にしかできない価値」を追求する使命感を改めて自覚しました。川居支部長からは「実践力・専門性・人脈という診断士に必要な三つの力は、城南支部の活動でこそ磨ける」とのお話があり、この一年間で意識的にこの三つを鍛えようと決意を固めました。
続く自己紹介では、短時間で自分の強みや人柄を伝える難しさを痛感しました。同時に、この「伝える力」こそ、支援現場で問われる核心的なスキルだと気づかされ、日頃から自分の経験をどう言語化し価値として提示するかを意識する必要があると感じました。多彩なバックグラウンドを持つ同期の話は大きな刺激となり、自分の経験の棚卸しを見直すきっかけになりました。
星野副支部長の「塾生の心構え」では、現在(As Is)から将来のあるべき姿(To Be)を具体的に描くゴール設定の重要性が示されました。「診断士がどのような仕事をするか分からない場合は、目標とする診断士をTTPする(徹底的にパクる)ことから始めよう」という言葉は、理想像が曖昧だった自分に明確な行動指針を与えてくれました。学びの三つの敵「私は知っている」「私は反対だ」「私らしくない」は、無意識のうちに成長を阻んでいた自分の悪癖そのものだと痛感し、まずは素直に型を守る「守破離」の「守」から徹底しようと心に決めました。
岩崎塾長の「採用されるセミナー企画書とLP(レッスンプラン)の作り方」では、事前準備・模擬講演・相互フィードバックを毎月回していく実践的な枠組みが示されました。特に「再現性のあることを伝える」こと、論理だけでなく感情にも働きかけて受講者の行動変容を促すことが重要だとの指摘がありました。内容の正しさばかりに意識が向きがちだった自分にとって、「受講後に相手がどう動くか」から逆算して企画する発想は、セミナー観を根本から問い直すものでした。
遠藤会員の「中小企業の財務分析の実務」では、「決算書から経営者が何を考えていたかを読み取る」というスタンスが印象的でした。P/Lの数字の動きを3期分で追い、あくまで金額の差分を中心に見ること、キャッシュフロー計算書の作成や申告書の入手といった実践的なポイントが示されました。「数値変化の大きな箇所を絞り込むことで財務分析は1〜2時間程度で終えられる」という効率的な手法は、財務分析を「数字の作業」から「経営者の思考を読み解く営み」として捉え直す大きな転換点となりました。
充実した初日を終え、各場面で「何を学び、どう行動を変えるか」を問われる密度の濃さを実感しました。3月の卒塾まで続くプログラムへの期待が一層高まり、選ばれる診断士を目指して一歩ずつ成長していきたいと思います。惜しみなく知見を共有してくださる講師の皆様と、ボランティアで運営を支えてくださる卒塾生スタッフの皆様に心より御礼申し上げます。


