コンサルティング・ビジネス研究会 StepUpマスターコース 第3回受講報告

城西支部 昌子 久美子
コンサルティング・ビジネス研究会(CB研)のStep Up マスターコースは、『仕事を獲得する力を養う』ことにフォーカスしたプロコン塾です。2026年8月23日(日)、としま区民センターにおいて、第3回講義が開催されました。
独立して活動されている講師の方々から、実務に直結する話を具体的に伺える点がCB研Step Up マスターコースの魅力だと感じています。
1. 研修・セミナー講師の仕事の解説(岩本講師)
『サピエンス全史』等を引用され、学びを受講だけで完結させず、ビジョン(3〜5年後のあるべき姿)を掲げて行動していくことの重要性についてお話がありました。
また、研修講師として活動する心構えや留意点、登壇に至るまでの一連の業務についても、具体的な働き方がイメージできる形で解説されました。なお、研修講師として「バリ」(「えー」「あー」などの不要な発話)は少ない方が良いが、きれいに直せなくとも内容の面白さと話し方で人を惹きつけるアプローチもあるとのことでした。多少のバリがあっても内容そのもので惹きつけられるというお話は印象的で、伝えたい中身を磨くことが重要だと改めて思いました。
2. 事業計画書の書き方講座(景山講師、佐藤講師)
まず景山講師より、事業計画書の作成にあたって公募要領で注視すべき点と、それを踏まえた計画書の作成上の留意点について解説がありました。支援先に明確に説明すべき事項と、支援者側が把握しておくべき事項の棲み分けにも触れられました。
続いて佐藤講師から、事業計画書は目的によって分類され(資金調達を主たる目的とする計画書と、事業成長を目指す計画書)、目的別に出発点が異なるとの説明がありました。事業成長を目指す計画書では、経営者のビジョンや想いから出発することが望ましく、「どうなりたいか?」「そうなったらご自身はどう感じるか?」というところまで踏み込んで引き出す姿勢が重要とのことです。経営者の想いを引き出す姿勢は、計画書の巧拙以前に支援の入口そのものだと感じました。
また、経営力向上計画を活用した中小企業の資金調達支援や税制優遇の活用支援についても紹介されました。
3. 生成AIのツールと活用法(阪井講師)
『1分で相手の心をつかめ』の著者である阪井講師より、生成AIを活用した企業支援について学びました。生成AIの利用者の多くが検索の代替に留まっている現状を踏まえ、地方の中小企業が抱える人材不足や属人化といった個別課題の解決にも生成AIを活用できる余地があるとのことでした。支援事例を交えながら、既存の業務フローを大きく変えずに導入すること、徹底したヒアリングにより現場の暗黙知を引き出し反映させる重要性が示されました。自身の生成AIの使い方も検索の代替に留まっていないか、振り返る機会になりました。
4.AI活用実践分科会(アイカツ)の説明(松嶋講師)
松嶋講師よりCB研内の活動であるAI活用実践分科会(アイカツ)の紹介がありました。月2回、AIツールを学ぶ回と企画を考える回に分けて活動されており、学ぶだけでなくアウトプットまで回すことを重視されているとのことです。